ダイエット考

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中央林間の田園都市厚生病院で毎年末に健康診断を受けており、もう10数年になります。(この病院が最近破産してしまい、来年からはどこで受けようか悩んでいます。)

一昨年の診断では体重66kg、肝臓に脂肪が沢山付いていてフォアグラ状態、中性脂肪も多く、糖尿病予備軍・・・典型的なメタボリックシンドロームだから体重を60kg以下に落としなさいと厳重に注意されました。

 一年間鋭意ダイエットに取り組んだ結果、昨年の診断では肝臓の脂肪は正常に戻りましたが、体重はまだ63kgあり。あと3kg減らしなさいといわれました。今年の計測では体重61.8kg、BMI22.8 で、標準体重59.7kgまで減量のこととありました。

先頃のテレビ番組で、納豆を朝晩1パックずつよくかき混ぜて食べると、ダイエット効果があると放映されました。家内と一緒にこの番組を見ていて、多少まゆつばだとは思ったのですが、普通に食事をしながら痩せられるのならこんなにうまい話はない、それに納豆は大好きだし、と早速実行する事にしました。朝食がパンだろうとパスタだろうと、或いはコーヒー1杯のときだろうと関係なく、納豆をよくかき回して15分待ってから食べ、夜は外食をしてきた日も律儀に納豆パックをかき回して夜食にしました。

 このテレビを見て同じことを考えた人が多かったと見えて、間もなくスーパーの売り場から納豆が消え、再び姿を現した時は値上がりしていました。2週間程経ってそろそろ効果が現れてもいいと思われる頃、家内は「体重は一向に減らないけれど、何となく肌がつやつやしてきたし、体型も締まってきた」などといって喜んでいた矢先、新聞の朝刊一面トップに「あの番組のデータは捏造だった」と出てしまいました。やっぱりそんなにうまい話があるわけもなく、ダイエットの王道は食事の量を減らして運動する事だと再確認したしだいです。

新聞やテレビで、この番組のテレビ局やプロデューサーを散々叩いていましたが、もともと娯楽番組のことですから、一寸したジョークと考えれば、あまり大袈裟に非難するのも大人気ないとおもいました。納豆製造業者は多少迷惑を蒙ったのでしょうし、テレビのこの種の番組の信用を大幅に落としたことは否めませんが。

いくら努力して減量しても、もっと減らせと言われて際限が無い、と医療と栄養学に詳しい大学時代の友人に愚痴った所、ダイエットに関して色々教えてくれました。関心のある方も多いと思われますのでご紹介します。

   一昔前は「身長をcmで現した値から100を引き、これに0、  9を掛けた数値」を標準体重とする(Broca-桂変法)が一般的だった が、背の高い人には標準体重が重すぎ、背の低い人には反対に低すぎ ることがわかり、現在ではあまり使われない。

* 現在一般的なのは、BMI(ボディー・マス・インデクス方式)と いって、体重(キログラム)を身長(メートル)の自乗で割った値を直接の肥満指標としている。
* 欧米ではBMI 30以上を肥満と定義しているが、日本人では、2  5以上を肥満とする。

* 日本肥満学会方式による肥満判定基準  
  18,5未満      :痩せ(低体重)
  18,5以上〜25未満 :正常               
  25以上〜30未満   :1度肥満 (初期肥満)
  30以上〜35未満   :2度肥満 (肥満)  
  35以上〜40未満   :3度肥満               40以上        :4度肥満

* ただし、BMI25以上の肥満でも、医学的には減量を要する状態  とは限らない。(ほかの検査値、測定値等を考慮する。)

* 標準体重は統計的に最も疾病の少ないBMI22を基準とする。高  齢者の場合「やや肥満ぎみ」の方が良いと考えられてる。

* 肥満は従来、皮下脂肪が問題にされてきたが、近年は内臓脂肪が測  定できるようになり、メタボリック・シンドロームなどに関係する  門脈系に存在する脂肪が重視されている。

これによれば、私の場合BMIは正常範囲内で、若干肥満よりなので、高齢者としては理想的と言え、減量々々と大騒ぎしなくても良かったことになります。

ただこの友人のアドバイスには、健康維持のために守らなければいけない付帯項目が沢山付いていました。

@    中性脂肪の数値を低く抑えるために、油もの(ことに揚げ物)の食べ  すぎに注意。特に四足の脂、あんこうの肝、魚卵の食べすぎは禁物  。鰯、鯵、鯖、鰊のようないわゆる大衆魚の油は鮮度が良ければOK。(焼肉、あんきも、明太子、ケンタッキー、大好き人間としては、結  構しんどい内容です。)

A 「ごはん」なら毎回1膳、「パン」なら6枚切れ1枚、「そば」な  ら 100グラムとし、おなかが空くようなら野菜類で補う。
  (これも、お酒が入るとどか食いをしてしまう私としては、かなり厳しい掟です。)

B 運動は有酸素運動を毎日40分から1時間ぐらいすること。内臓脂  肪の減少には有酸素運動が一番効果的。野菜(果物)でビタミンCを  、自然の青・紫の食品でポリフェノール類も意識的に摂取のこと。
 (万歩計を買って、今年から歩き始めました。先日は銀座4丁目から  上野の都美術館まで歩いたら、流石に少し足が痛くなりました。)

C    晩酌は多めに飲まない様に節制。疲れた時の菓子1個ぐらいは解    禁。その後よく口を漱ぐこと。
 (うちの事務局にいると、しょっちゅうお菓子が回ってくるので、こ  れもなかなか守りにくい条件です。)

目標を高く掲げて頑張ります。                (植村 齊)