清和ひぐらし展

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 7月1日から6日までの6日間、上野都美術館第一彫塑室Bで、第3回ひぐらし書展を開催しました。

 前回までは「ひぐらし習作書展」と称して、ごく内々の展覧会でしたが、今年は「習作」を除き、毎日新聞社と全日本書道連盟の後援を受け、竹下さんのご主人が制作した可愛らしい案内状も配布して外部の方にも見ていただくことにしました。

 梅雨の期間中だったにも拘らず、幸い好天に恵まれて、来場者は1000人を越える盛況で、外部のお客様も大勢お出でいただけました。

 来館者から、「3月に清和書展をやって又どうして展覧会をやるのですか」「清和書展とはどう何が違うのですか」といったご質問を何度も受けました。

 当会で定期的に行なっている「かな半切勉強会」「漢字勉強会」「かな臨書勉強会」の成果を発表できる場が欲しいという声が出たのがひぐらし展の発端で、敢えて習作書展と名付けました。

 清和書展には教育部は無いため、大きな支部では個別に支部展を開いて学生の作品を展示していますが、学生が数人の支部では単独で支部展を開くわけにも行かないので、会として学生の作品を発表する場を持とうというのがひぐらし展のもう一つの目的でした。

 清和会は和堂先生の伝統を引継いで、正統的な古典のかなと晋唐の漢字をベースとした作品作りを心掛けておりますが、時には世の流行を見習って、近代詩文風の調和体の作品や、漢字の一字書風の作品も書いてみたくなり、書いたからには人に見せたくなります。まさか清和書展に出すわけにも行かないということで、何でもありの展覧会というのがひぐらし展の第三の目的です。

 去年は刻字、カリグラフィー、トンパ文字、ペン字等ユニークな作品が並んでいたのに、今年は場所の制約があったからか、ややおとなしくなっていましたが、それでもスチロール板に貼り付けた調和体、一字書、ペン字の関戸古今などが並んでいて、楽しめました。

 今年のもう一つの特徴は、教育部に賞をつけたことで、競書の教育部の審査をしていただいている先生方に審査をしていただいて優秀賞を選びました。

 ガラスケースの特別展示は、和堂先生の百人一首と、日下部鳴鶴、小野鵞堂の書簡でした。

(招待の先生方の作品)

(会場風景)

(教育部の審査に当たる先生方)

(審査結果の集約)

(優秀賞の札が貼られた作品)

(日下部鳴鶴と小野鵞堂の書簡)