漢字勉強会

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 平成20年度の第1回漢字勉強会を、6月1日(日)午後1時から、町屋文化センターの会議室で行ないました。参加者は40人を越えて、部屋が満員になりました。

 漢字勉強会は、高田芳春先生を講師に迎えて、一昨年は王羲之の蘭亭叙、昨年は顔真卿の祭姪文稿の臨書作品を半切に書く勉強をしてきましたが、今年度は漢字の臨書を基礎からやり直すことにして、創玄書道会の佐伯覚明先生を講師に迎えることにしました。

 佐伯先生は金子聴松先生の御門下で、金子鴎亭先生からも直接ご指導を受け、漢字と近代詩文書をご専門にしておられます。、佐倉書道協会の会長を勤めておられる関係で、高田先生も漢字を習っておられます。

最初に佐伯先生から講義がありました。
「仮名を書くにも漢字のリズムは必要ですし、漢字や近代詩文書を書くにも仮名の線は必要になります。
清和書道会は仮名を専門とする会ではありますが、機関誌の「清和」には和堂先生の漢字作品も沢山載っています。展覧会向けの書はともかく、漢字、仮名、近代詩文書、それに一字書など色々の分野の書を学ぶのは大切なことです。時には新聞紙の下にビニールを敷いて、ここに一字書をぶつけると、ストレスが発散していいものです。
 今日は王羲之の尺トクをやります。手紙です。当時は紙がまだ普及して折らず、一尺四方位の板に書いて送ったのでこの名があります。王羲之の手紙は多く残っていますが、真筆ではなく双鈎填墨という籠字です。今日やるのは孔侍中帖といって、1,2,3とあり、そのうちの1は哀禍帖とも呼ばれています。」

 この後半紙に孔侍中帖を半紙に臨書して2枚先生のところに持参し、出来のいいほうは今日の成果として取っておき、もう一つを添削していただきました。

 最後に先生が半切に孔侍中帖を臨書されるのを皆で見学し、近代詩文書の揮毫も見せていただきました。

 「久し振りに講義を聞いて、半紙に清書を書いて赤丸を一杯もらって、まるで学校のようだった。」
「近代詩文書は展覧会で随分見てきたけれど、実際に書く所を見るのは初めてで、参考になった」
等等皆さん大変好評でした。

            (林 閑 堂 記)

(講義中の佐伯先生)

(今日は高田先生が助手をつとめる)

(半紙に臨書中の受講者)

(半切に臨書する佐伯先生)

(筆遣いを真剣に見つめる)

(出来上がった漢字の臨書と
 近代詩文書作品)