かな臨書勉強会

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 3月は時間が取れなくて4月にずれ込んでしまいましたが、平成19年度最後のかな臨書勉強会を、4月6日(日)に荒川区生涯学習センター会議室で行ないました。

 受講者は50人近くいるのですが、かな昇段試験日と重なり、毎日展の作品締切が近いこともあって、参加者は20名ほどでした。平成20年度は、8月、12月、4月の3回で、年間を通じてではなくその都度参加者を募集いたします。

 練習に入る前に、講師の高田先生からご挨拶と講話がありました。
「ひぐらし書展に向けて、皆さんの練習してきた古典をベースに、全懐紙などに倣書の小字作品として仕上げて下さい。良い倣書作品を作るには臨書が確り出来ていることが前提になりますので、臨書を確り勉強して年に一度倣書作品を仕上げるように心掛けて下さい。

 日頃から、冊子を作っておいてそこに書いていくと実績になります。失敗したと思っても破って捨てたりしない。古典を今年はこれをやったから、来年は別のをやるでは身につきません。一つの古筆に全臨10回が基本です。まず一つの古筆を憶えて下さい。

 毎月の競書の臨諸作品を拝見していると、漫然と習っているものが多い。原寸で臨書すること。拡大は作品になってからでいい。原寸で文字の形、連綿の仕方、線質、流れを一つずつマスターして下さい。ただ書いていればいいというものではありません。

 臨書、倣書の発展型として、いくつかの古筆の調子を取り入れる方法があります。関戸本古今集は針切、本阿弥、和泉など色々な線質を包含していますが、針切を基本にすると作品にした時にどうしても単調になります。そこで何か違った調子のものを取り入れると変化が出てきます。

 本や解説書を見て、知識を仕入れることも大切です。」

 4時まで3時間じっくりと勉強し、ひぐらし展の作品についての質問に答えていただいたり、深山龍洞先生が日展で賞を取られた時の作品等を拝見しながら、有意義な時間を過ごしました。

              (林 閑 堂 記)

(高田先生の開講挨拶)

(勉強中の受講生)

(参考資料で説明を受ける)